アートと文化
ドバイのストリートアートに出会えるベストスポット
Fri, March 3, 2023
最も活気にあふれ、アートに満ちた地区を巡るセルフガイド・ツアーで、街の別の一面を発見しましょう。
最も活気にあふれ、アートに満ちた地区を巡るセルフガイド・ツアーで、街の別の一面を発見しましょう。
シェイク・モハメド・ビン・ラーシド大通り
この大通りでは、 ドバイ・オペラ(Dubai Opera) と ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)から歩いてすぐの場所で、大規模な屋外彫刻の印象的なコレクションをお楽しみいただけます。各作品は、UAEの副大統領兼首相ならびにドバイ首長のシェイク・モハメド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥム殿下に焦点を当て、騎馬生活、砂漠の風景、地域社会の強さといったテーマを掲げています。アーティストのホルヘ・マーリンによる 「Wings of Mexico」 は、この都市の高揚した野心、楽観主義、文化間の結びつきを完璧に表現しています。
また、ドナルド・グレイグの遊び心ある 「Camels」やシリア人アーティストのルフティ・ロムへインによる花崗岩、大理石で作られたまるで巨大チェスのような黒と白のアラブ人男女2名の巨大な立体彫刻 「Together」 は必見です。
ジュメイラ ビーチ ロード
この街で最も有名な通りの一つが国内外の30名のアーティストによる壮大な作品によって、新たな息吹を吹き込まれました。ひっそりとした路地に見え隠れする作品の数々は、街の生活を謳歌しているようです。 「Bicycamel」 というバルセロナ在住のアーティスト、ルーベン・サンチェスによる抽象的な作品からほんの数メートルのところに伝統的な遊びをする子供たちや海を渡るアラブの漁船を描いた壁画があります。
北からスタートして、南下しながら作品をいくつ見つけられるか試してみましょう。お腹が空きましたか?おいしいご馳走はすぐ近くにあります。
シティ・ウォーク
現地の開発業者Meraasはシティ・ウォーク(City Walk) 開発にストリートアートの導入を検討し、ドバイ・ウォール(Dubai Wall)イニシアチブの一環として、世界中から15名の最高のストリートアーティストを招聘しました。ほとんどの彫刻は大規模な作品に仕上がっており、意外性があり革新的で時には問題をつきつける作品は、シティウォークに魅力的で特別な要素を加えています。
D *Faceの挑発的な「aPOPcalyptic」(アポップカリプティック)テクニックからブレック・ル・ラットの楽しいステンシル、ロン・イングリッシュの色鮮やかな「wildstyle」、オーストラリア人アーティストのローンの心揺さぶる肖像まで、あらゆる芸術的センス に合う、称賛に値する作品がそろっています。
ラ・メール
都会のクリエイティビティを賛美する ラ・メール(La Mer) は、印象的なグラフィティ壁画やビーチサイドのユニークな装飾アートを集めた オープンエアギャラリー です。まさに太陽と海と砂が集まったドバイのワンダーランドと呼ばれるこの地区には、電話やラクダ、羽やレトロなアイコンなど、あらゆるものを描いた大きな壁画があり、万華鏡のような色彩が広がっています。
ドバイメトロ
ドバイメトロの柱には、街の本質と希望を反映した壁画が描かれています。 これはブランド・ドバイによる取り組みで実現しました。ぺルヴィアン・ダニエル・コルテスやマイアミに拠点を置くアーティスト、エボカ1といった国際的なアーティストの作品は、ドバイの主要幹線道路 シェイク・ザイード通り沿いにある DIFC および エミレーツ・タワーズ(Emirates Towers) 駅にあります。
惑星に取り付けられた紐にぶら下がる宇宙飛行士の絵や、巨大なクラゲが浮かぶインスタレーションなど、夢と感動に満ちた作品をお楽しみください。
カラマ
活気あふれる カマラ(Karama)は バール・ドバイ(Bur Dubai) とウード・メタ(Oud Metha)に隣接し、ドバイ 最古の地区の一つです。 ファッションから雑貨まであらゆるジャンルを扱う小規模な店舗から美味しいストリートフードやブティックホテルまで、心豊かな地区となっています。
歴史ある街並みに新たな息吹を吹き込もうと、2016年に8名のアーティストが繁華街の12のマンションや店舗の側面に巨大な壁画を発表しました。1日かけて、24個のアート作品をすべて見つけることができるかどうか、探検してみてはいかがでしょうか。
ジュメイラ・ビーチ・レジデンス
ジュメイラ・ビーチ・レジデンス(Jumeirah Beach Residences, JBR)のザ・ウォーク(The Walk) 沿いを散歩して、ビルや街角、さらに階段にまで点在する3D絵画をご覧ください。2016年に開催されたドバイ・キャンバス3Dアートフェスティバル(Dubai Canvas 3D Art Festival)では、世界中から集まった素晴らしいアーティストたちが、この人気地区で活躍したおかげで、大きく、大胆で明るい、たくさんの発見がありました。
建物の側面に描かれた巨大な飛び立つ鷲や、幾何学的な虹色の空に映える海を駆ける馬の大壁画などが見どころです。
サトワ
サトワ(Satwa)の12月2日通り(2nd of December Street)は、それ自体が名所となっています。地元の人々は、今でもこの通りを「ディヤファ通り(Dhiyafa Street)」と呼んで親しんでいますが、この通りは011年の第40回建国記念日に正式に改名されました。片端には、ユニオンハウス(Union House) ーー 1971年にアラブ首長国連邦の国家としての誕生を示す憲法が署名された場所ーー その反対側は、ユニークなコミュニティライフと本格的な ストリートフードの人気スポットとなっています。
現在では、「ドバイ・ストリート・ミュージアム」と呼ばれるイニシアチブにより野外アートギャラリーにもなっています。世界中から集まった12名のアーティストが、通り沿いの建物に16枚の壁画を描き、それぞれの作品にUAEの豊かな歴史と文化が表現されています。
アル・ファヒディ歴史地区
アル・ファヒディ歴史地区(Al Fahidi Historical Neighbourhood)はこの街の文化の中心地であり、あらゆる場所に芸術的な驚きが満ちています。バージールの風の塔や中庭の家などこの地区の伝統的な建築物は、色鮮やかで大規模な壁画の完璧なキャンパスとなっています。 昼間の散策で特別に依頼された作品を含む見どころを発見することができます。首長国の伝統と現代科学のテーマを反映し、UAEの火星探査を祝う象徴的な傑作をお見逃しなく。
DIFC
ドバイ国際金融センター(Dubai International Financial Centre - DIFC)には、市内有数の商業アートギャラリーがある他、彫刻を中心としたパブリックアートコレクションが定期的に公開されています。 近年、DIFCスカルプチャー・パーク(DIFC Sculpture Park)では、「異なる声の調和」「ゲートの下の物語」などのテーマを掲げ、有名アーティストから新進気鋭のアーティストまで、さまざまな作品を展示しています。
DIFCスカルプチャー・パークは通常春から秋までオープンしていますが、それ以外の時期でも、彫刻家ヘリドン・シシャの作品「Pillar of Fortitude(不屈の柱)」をはじめとする常設展示を楽しむことができます。また、DIFCのギャラリーは年間を通してオープンしており、ドバイの最新のアートトレンドを常に垣間見ることができます。