ログインブゼイナ・カジム
映画キュレーター
アートと文化
ドバイの刺激を受ける地区 トップ11
Mon, August 24, 2020
ドバイは目に映るよりも多くの価値があります。映画キュレーターのブゼイナ・カジムが、この都市のより型破りな地区とコミュニティの生活の一部を体感できるホットスポットをまとめてご紹介します。
ブゼイナ・カジム
映画キュレーター
ドバイは目に映るよりも多くの価値があります。映画キュレーターのブゼイナ・カジムが、この都市のより型破りな地区とコミュニティの生活の一部を体感できるホットスポットをまとめてご紹介します。
1
アル・クオズで芸術、音楽と表現
アル・クオズ（Al Quoz）の産業エリアは、ドバイの現代アートとカルチャーシーンの輝かしい中心地となっています。ここでは起業家の芸術家やクリエイティブたちが倉庫や産業スペースにコレクションを繰り広げ、ギャラリーやスタジオ、パフォーマンススペース、カフェが軒を連ねます。その中心にあるのがアルサーカル・アベニュー（Alserkal Avenue）という大型の複合倉庫で、社会的に責任のある文化的な起業活動を行い、文化と芸術的な施設のためのスペースを多数提供しています。独立系のアートハウスシネマ、シネマ・アキル（Cinema Akil）もこちらに拠点があります。2014年以来、UAEの観客に国際的な映画を紹介し、ポップアップやフェスティバルを開催しています。
2
アル・ファヒディの遺産と文化
アル・ファヒディ歴史地区（Al Fahidi Historical Neighbourhood）は、現代化する前のドバイの姿を映し出します。豊かな建築の遺産と美しい運河沿いのロケーションのみならず、いくつかのユニークな文化的名所があります。XVAギャラリー（XVA Gallery） にはアラブの世界とイランの素晴らしい芸術作品のコレクションを有しており、定期的に展示会やアートフェアを開催しています。ここのカフェは、シェフのゴードン・ラムゼイがドバイでお気に入りと評するように、本物の隠れた知る人ぞ知る名店です！近隣にあるコーヒー博物館（Coffee Museum） では、地元のアラビアスタイルなどの様々な地域のコーヒー作りの実践に対する洞察を得ることができるでしょう。この歴史的な地区はアル・ウスタッド・スペシャル・ケバブ・ハウス（Al Ustad Special Kebab house）というドバイで大人気のレストランを訪れずに終わることはできません。
3
ナイフ・スークでショッピング
かつてはラクダ市場であったデイラ（Deira）地区のナイフ（Naif）には現在、ドバイで最古のスークのひとつがあります。とりわけ、夜になると店の看板が賑やかな通りを照らし、色彩豊かなスークの世界を体験するのに最高の場所です。さらに専門の市場をお探しの場合は、徒歩ですぐのスパイス・スーク（Spice Souk） へどうぞ。狭い通りには世界中のスパイスの香りに満ちています。最寄りのゴールド・スーク（Gold Souk） は、貴金属や石の迷宮で、特に何も買うものがなくても訪れる価値があります。
4
アル・クドラで自然豊かなリトリートを
街の喧噪から離れて美しいアル・クドラ湖（Al Qudra Lakes）に向かいましょう。サイ・アル・サラム砂漠（Saih Al Salam desert）にあるこれらの人造湖はドバイから車ですぐの距離にありますが、その対比は際立っています。ここはバードウォッチング愛好家のパラダイスです。数百種の渡り鳥や希少な鳥が年中湖を訪れます。さらに、熱心なバードウォッチング愛好家のために特別な観察用タワーが設けられています。より気軽な気分でここを訪れる方は、シンプルにこの空間と穏やかな雰囲気に浸りたいかもしれません。ここは特に美しい夕焼けが眺められるピクニックスポット です。湖の水に足を打ち寄せられながら、砂丘に夕日が沈む様をご覧ください。
5
サトワで割引交渉をする
この繁栄する地区は、散策をしながら賑やかな通りの雰囲気に浸ると楽しいでしょう。南東アジア出身者が集まる大規模なコミュニティがあるアル・サトワ（Al Satwa）は、布地店とエキゾチックな料理で有名です。ヌジュード・スイーツ（Nujood Sweets）を訪れて美味しいパキスタンのデザートを食べたり、ラヴィ・レストラン（Ravi Restaurant）で亜大陸の全てを楽しめるメニューをご賞味ください。お買い物ならば、ドバイで最古の布地店のひとつ、ディーパックズ・テキスタイル（Deepak’s Textiles）にはきらびやかな織物が揃っています。同様に、アル・フィダ（Al Fida）やリーガル・ファブリックス（Regal Fabrics）を訪れて、男性服飾や手作りで必要な材料を買い求めましょう。
6
ドバイの「リトル・インディア」巡り
バール・ドバイ（Bur Dubai）のミーナ・バザール（Meena Bazaar）を訪れ、ドバイの南東アジア文化をさらに極めましょう。曲がりくねった通り沿いに様々な布地や宝石を扱う店が見つかります。これらの大きな店舗の間には、靴からストリートフードまであらゆるものを扱う小さな屋台が多数軒を連ねています。地元で「リトル・インディア」として知られるバザールは、様々な雰囲気に満ちた世界へとあなたを誘います。
7
JLTで美味しい食事を堪能する
この印象的な開発地は、３つの人工湖沿いの80棟のタワーで構成されています。ドバイの外国人コミュニティに非常に人気があり、スタイリッシュなラウンジやレストランで活気に溢れています。アルマダ・ブルーベイホテル（Armada BlueBay Hotel）にある白い漆喰の壁のミトス・コウジナ＆グリル（Mythos Kouzina & Grill）という大衆食堂スタイルのレストランで昔ながらのギリシャ料理はいかがでしょうか。このホテルには、ノラ・イータリー（Nola Eatery）と活き活きとしたニューオリンズがテーマのラウンジでライブミュージックナイトと辛めのケイジャングリルを提供するソーシャルハウス（Social House）もご利用いただけます。
8
ドバイのスーパーハイウェイ沿いをクルージング
ドバイで最も印象的な光景は、まちがいなくシェイク・ザイド道路（Sheikh Zayed Road）です。世界最大のブルジュ・ハリファ（Burj Khakifa）など美しい高層ビルが立ち並ぶ素晴らしい道路です。しかしドバイで最初に登場した高層ビルは、1979年に建造されたシェイク・ラシッド・タワー（Sheikh Rashid Tower）で、後に拡張を経てドバイ世界貿易センター（Dubai World Trade Centre）と名前を変えました。この大型の多目的な複合ビルは現在、大手の国際的なカンファレンスや展示会、イベントを主催しています。お腹が空きましたか？シェイク・ザイド道路にある弁当屋（Bento-Ya）を訪れましょう。この居心地のよい気取らないレストランは、本格的な和食を提供し、地元の日本人駐在者の間で人気があります。
9
アル・ミナの歴史と心
アル・ミナ（Al Mina）にあるエティハッド博物館（Etihad Museum）は、多数回にわたり開催されるインタラクティブな展示会と展示物でUAEの豊かな歴史をご紹介しています。かつてユニオンハウス（Union House）として知られたこの博物館は、1971年にUAEを形成した公式な宣言書に署名した場所です。博物館から徒歩数分の場所にアラビア湾で最大のドライドッグであるドライドックス（Drydocks） があります。こちらで船の絶大なスケールと水上から船を引き上げた巨大なクレーン船に驚嘆されることでしょう。最寄りのマンナ・ランド（Manna Land）に立ち寄り、美味しい韓国風BBQで活力を取り戻したり、トラック・アッダ（Truck Adda）でパキスタンのごちそうを召し上がれ。最高のシャワルマならば、セカンド・オブ・ディセンバー通り（2nd of December Street）にある人気のアル・マラー・レストラン（Al Mallah Restaurant）がおすすめです。
10
ドバイの公園で過ごす1日
ドバイは、リクリエーションとリラクゼーションを楽しむには十分な広さの緑地に恵まれています。 サファ公園（Safa Park） は賑やかなシェイク・ザイド道路（Sheikh Zayed Road）を外れたところにあり、自然と静けさに満ちた場所です。レンタサイクルで庭園の間を駆け抜けたり、緑豊かな環境の中でピクニックをお楽しみいただけます。また、 ザビール公園（Zabeel Park） は117エーカーの面積を有し、建築的名所であるドバイ・フレーム（Dubai Frame） があります。これは古きドバイと新しいドバイを文字通り縁取りした巨大な建造物です。ランナーの方は、アル・クオズ公園（Al Quoz Park）の、渉禽類がたくさん生息する大きな池の周りにあるランニングトラックで１、２周走るのはいかがでしょうか。
11
創造性に重点を置いたアル・ジャッダフ
アート・ジャミール（Art Jameel）はクリエイティブとアーティストのコミュニティを様々なイニシアチブやプログラムでサポートする組織です。ジャッダフ・ウォーターフロント（Jaddaf Waterfront）にあるジャミール・アーツセンター（Jameel Arts Centre）に拠点を置く革新的かつモダンな施設は、UAE初のオープンエアアートと彫刻公園も擁します。また、周囲の庭園は７つのユニークなデザインが施されたエリアで構成されており、それぞれオーストラリアからアラブまで異なる砂漠環境を表現しています。
