ドバイで観戦できる伝統的な首長国のスポーツ

伝統的なスポーツである鷹狩りは、食料を得るための手段としてアラビア半島で誕生しました。鷹匠は冬の始まりに南方へ向かう渡り鳥を捕らえ、狩猟の技術を生かすために飼いならしました。紀元前13世紀から砂漠での生活に不可欠だった鷹狩は娯楽だったかもしれませんが、体験するには鷹匠でなくても構いません。

最高の鳥のアクションを見るためには、ドバイのルハイヤ地域で行われるファッザ・チャンピオンシップで、ハムダン・ビン・モハメド遺産センター（Hamdan Bin Mohammed Heritage Centre）が狩猟、銃猟、スキューバダイビング、アル・ユラ（伝統的なアラビアン・ダンス）のようなエミレーツのスポーツコンテストを開催する1月に訪れるのがよいでしょう。また、ツアーのエキスパートであるプラチナ・ヘリテージ（Platinum Heritage）の鷹狩り体験を予約することもできます。

ラクダレースは、すべてのスポーツ愛好家にとって必見の体験です。一般的なレースを伝統的にアレンジしたこのレースは、湾岸地域で絶大な人気を誇っています。ドバイにはラクダを走らせるレース場がいくつかありますが、そのうち最大規模のものがドバイ・キャメル・レーシング・クラブ（Dubai Camel Racing Club）の本拠地であるアル・マルムーム・キャメル・レーシング・トラック（Al Marmoom Camel Racetrack）です。市内から車ですぐのセブンス・スタジアム（Sevens Stadium）の近くにあり、UAE国内はもちろん、隣国サウジアラビアからもラクダのオーナーを迎えています。

このスポーツは、伝統的な核を失うことなく、年々進化しています。ラクダはロボットジョッキーに操られ、オペレーターはSUVで傍観し、クラクションを鳴らしてラクダをより速く走らせる。まさにスペクタクルです。あなたも参加してみませんか？ガルフ・ベンチャーズ（Gulf Ventures）の専門家と一緒にラクダポロ観戦を楽しんだり、冬のラクダレースシーズンの期間に無料のレース観戦をしてみませんか。ラクダ乗りに参加してみたい方は、アラビアン・デザート・キャメル・ライディング・センター（Arabian Desert Camel Riding Centre）など、スキルを習得できる学校もあります。

競馬はこの地域で人気のあるスポーツで、ドバイは世界でも有数の豪華なレースが開催されることで有名です。 ３月に旅を予約し、メイダン・レースコース（Meydan Racecourse）で開催される毎年恒例の ドバイ・ワールドカップ（Dubai World Cup）で名馬と天才ジョッキーの戦いを観戦しましょう。 この他に必見のエミラティレースは、ドバイ・クラウン・プリンス・エンデュランスカップ（Dubai Crown Prince Endurance Cup）です。スポーツ界のトップクラスが集う場所で、王室関係者と同席することができるかもしれません。このイベントはドバイ・インターナショナル・エンデュランスシティ（Dubai International Endurance City）で開催され、険しい160kmのコースを100人以上のトップライダーが駆け抜けます。 

砂漠に住む人々と並んで、首長国の歴史において重要な役割を担ってきたのが船乗りたちです。ドバイの商人たちは、何百年もの間、伝統的な三角帆を張った木造船体のダウ船で海へと繰り出しました。今日、ドバイ・オフショア・セーリングクラブ（Dubai Offshore Sailing Club）で商人たちと同じ体験をし、 アラビア湾で開催される様々なアクティビティや大規模なレース大会を見学することができます。1974年、ビーチのバラスティシェードと数隻の小型セーリングボートだけでオープンしたこのクラブは、その後、最高のセーリング機会を提供するまでに成長しました。10月から4月の冬季には、首長国の若い選手たちが古くからの伝統であるボートやダウ船のレースを行うため、海岸からその様子を見ることができます。